セラミックスの種類と物性 セラミックスの基礎
工業的に使用される主なセラミックスの種類とその物性について
セラミックスにはその種類もたくさんありますが、工業的によく用いられる代表的ないくつかのセラミックスについて、簡単に名前とその特徴をまとめました。 各材料の物性など詳細については、下記リンクより詳細ページをご覧ください。
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アルミナ Al2O3
酸化アルミニウム。ファインセラミックスの中でも最もよく用いられる代表的なセラミックス材料です。
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ジルコニア ZrO2
酸化ジルコニウム。ファインセラミックスの中で、最も高い強度と靭性を持ったセラミックスです。
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チッ化アルミ AlN
窒化アルミニウム。熱伝導率が高く、放熱性が求められる半導体部品のパッケージ材料などに用いられる。
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炭化ケイ素 SiC
天然に存在せず。高温でも強度が持続、軽量で耐食性が高く、最も優れた耐熱材。
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チッ化ケイ素 Si3N4
高温における強靭性、耐熱衝撃性に最も優れ、軽量で耐食性も高いため、エンジン部材として使用。
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フォルステライト 2MgO・SiO2
マイクロ波損失が小さく、高温の絶縁性にも優れる。電気電子部品。
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ステアタイト
電気的、機械的特性は普通磁器より優れており、機械加工性も良好。
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コージライト
特に低熱膨張であるので耐熱衝撃性に優れている。多孔質材料、耐火物。
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サイアロン SiAlON
耐熱性、高温環境下での強度、耐熱衝撃性、耐摩耗性などに優れている。
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マシナブルセラミックス
雲母などを複合した機械切削加工しやすい快削性セラミックス。
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チタン酸バリウム BaTiO3
セラミックスの中でも高い誘電率を持ち、電気を貯める性質に優れ、コンデンサ部品に使われます。
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チタン酸ジルコン酸鉛 PZT
電気信号を加えると振動したり、反対に振動を電気信号に変える働きを持つ電圧材料です。
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フェライト
セラミックス磁性体(磁石)。透磁率が高く、電気抵抗と帯磨耗性が大きい。
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ムライト
耐熱性および耐熱衝撃性に優れ、特にクリープ特性が良好な優れた耐熱材料。
• セラミックス材料の取り扱いについて
お取り扱い可能なものとできないものがあります。 お手数ですが都度お問合せ下さい。
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