セラミックス加工3Dスリップキャスト™法(詳細)
プラスチックの溶接加工。代表的なプラスチックの溶接強度を試験しました。
ホットジェットガンによるプラスチック溶接について、代表的なプラスチックの溶接試験片を作り、強度試験をしました。 その結果を比較してみます。 参考にご覧ください。
3Dスリップキャスト™の工程
原料 | セラミックスの粉粒体(アルミナ / ジルコニア)を用い、均質になるよう、調整します。 | 型の製造 | 金型は使わず、樹脂などをマシニング加工することにより、成形型として用います。 |
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スラリー注入 | セラミックス粉粒体に水などを混ぜて泥しょう(スラリー)状になったものを型に注入します。 |
離型 | 注入後、水分の蒸発等により硬化したら、離型します。 |
焼成 | 温度や雰囲気をコントロールしながら焼成します。 |
完成 | 焼結体(完成品)を取り出します。 |
Point1 金型を使用しない
かなりの量産、ある程度の単純形状、でなければ、高価な精密金型は使用しません。
型材は、様々なものを使用
求めるセラミックス部品の形状、数量によって、最適な(過不足の無い)、型素材を選択します。 例えば様々な種類の樹脂(プラスチック)、ワックスやその他の素材を用いる事もあります。
型はできるだけ簡単に、自由な発想で
できるだけ簡単に、微細・複雑・3次元形状の部品を得られる型材質・加工法を考慮します。 例えば、3次元データがあれば、収縮を考えたあらゆる形状を素材から簡単に加工する事ができます。
複雑でマシニングなどNC機械加工が困難な場合は、光造形や3Dプリンタなどの技術を用いる事もあります。
Point2 切削加工をしない
切削加工不要の工程
成形 焼成 完成 という工程の中で、グリーンや焼結体に切削加工を施さず、ある程度の精度の製品を作ります。(※ 100分の1以上の精度を求められる場合は、セラミックス精密切削加工をお勧めします。)
これを実現するために、原料の調整、成形から焼成に至る全ての工程を細かく管理・制御しています。
3Dスリップキャスト™のメリット (まとめ)
低価格·短納期 金型使わず、切削しない、だから可能
セラミック成形で用いられる精密金型を使用せず、樹脂型などで代替します。 また焼成前後も切削・研削を行いません。 だから低価格・短納期(最短約20日間)提供が可能です!
小ロット 低価格だから1個からの小ロット·試作にも最適
低コストで製造できる製造工程の確立が、小ロットや試作という場面においてもその効果を発揮します。 正に気軽にセラミックス部品をご注文いただけます。
複雑・微細・3次元形状 様々な形状ニーズにお応えします
樹脂以外にも型として有用なものを活用し、様々な形状ニーズにもお応えします。 従来できないとされた形状のセラミックスにも挑戦可能ですので、ぜひご相談ください。