セラミックスねじ 破断トルク試験結果
KDAセラミックスねじのトルク破断試験。参考としてご覧下さい。
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セラミックスねじの強度はどれくらいか? 金属製のねじと比較すると、固く、小さな欠けが生じると破壊に至ってしまいやすい性質があります。 ここでは、アルミナとジルコニア製の六角ボルトについて破断トルク値を測定してみました。参考情報としてご覧下さい。(保証値ではありません。)
1.破断トルク値(試験結果)
[ 六角頭ねじ(六角ボルト)各サイズの破断トルク試験値 ]
破断トルク値(N・m) | M2 | M3 | M4 | M5 | M6 | M8 | M10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アルミナ Al2O3 | 0.10 | 0.3 | 0.8 | 2.0 | 5.2 | 10.2 | 12< |
ジルコニア ZrO2 | 0.13 | 0.7 | 1.2 | 4.6 | 5.6 | 12< | 12< |
※ 試験環境については、2.試験条件または、3.試験状況図【図1】をご覧ください。
【注意1】 上記トルク値は、保証値ではありません。 参考としてご覧下さい。
【注意2】 上記値は破断トルク値であって締め付けトルク値ではありませんのでご注意下さい。
【注意3】 ご使用環境によっては、強度が大きく異なります。
【注意2】 上記値は破断トルク値であって締め付けトルク値ではありませんのでご注意下さい。
【注意3】 ご使用環境によっては、強度が大きく異なります。
※ 弊社試験では、アクリル板を介してバイスで固定し、トルク値を測定しています。(3.試験状況図参照)
※ ご使用環境では、数本のテストを行い、締付力の加減をみて、本番にご使用する事をお勧めします。
2.試験環境・試験条件
被試験体 |
六角ボルト(アルミナ): M2, M3, M4, M5, M6, M8, M10 六角ボルト(ジルコニア): M2, M3, M4, M5, M6, M8, M10 |
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試験方法 | 試験方法は、【図1】を参照。 |
試験器 | カノン置針式傘型トルクドライバ/レンチ (2DPSK / 10DPSK / 20DPSK / N50DPSK / N12TOK) |
試験場所 | 社内 (株式会社KDA内) 室温 摂氏23度 |
試験日 | 2016年9月28日 |
3.試験状況図
[ 準備 ]
各サイズの六角頭ねじをバイスで固定。
この時、バイスの内面(ねじ部にあたる面)に約5mm程度のアクリル板を張り付け、首下0~5mm程度の隙間を空けて、試験の際ねじ部が滑らないように強く締め付けた。
[ 試験 ]
上記試験器を用いて、ゆっくりと一定速度(手感覚)で回し、被試験体が破壊された瞬間のトルク値を測定し、平均値を求めた。