セラミックスの歴史 セラミックスの基礎
セラミックスの始まりから、現代のセラミックスに至るまで。
セラミックスの歴史について
ここでは、セラミックスの歴史を土器のはじまりからみていきます。 現代に至るまでを大きく3つの世代に分けて、各世代におけるセラミックスの特徴を簡単に説明します。
土器の始まりからみるセラミックスの歴史
第1世代 | 天然素材(粘土)よりつくる焼き物の時代
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第2世代 |
天然原料を精製し、工業的にセラミックスを生産する時代明治時代~ ドイツ人ワグネルらを招き、(産業革命で発達した)ヨーロッパの先進陶磁器製造技術を吸収。 |
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第3世代 |
高純度化した人工原料で、機能性セラミックスを的確に生産する時代1940年代~(1980年代より急速に発達) 原料を高純度化させ、その組成・組織・形状や製造工程を精密にコントロールする事によって、 的確に求める機能や特性を発現させたセラミックス(ファインセラミックス)を工業製造する技術が発達。
エレクトロセラミックス: 電気特性に優れた電子部品となるセラミックス。 |
補足
土器 6000~7000年前のヨーロッパにおいて、生産技術が高度になっていた。
陶器 5000~7000年前のエジプト墓跡より発見。 中国で4700年前に初めて製造。 日本は鎌倉時代から盛ん。
磁器 中国の唐代で青磁、宋代で白磁の技術が完成。
12世紀に朝鮮へ。江戸時代初期より日本でも。
ガラス 7000~9000年前に製造が始まる。11世紀にベニスで量産。
17世紀技術が向上、18世紀に欧州各地でガラス工場ができ、量産。19世紀、原料を工業生産。
日本では、1670年にオランダから製法伝来。板硝子1909年~。光学硝子1917年~。
セメント 1824年イギリスでポルトランドセメントの特許。日本では1875年よりセメント工業。
「わかりやすいセラミックスのはなし」(日本実業出版社)
「これだけは知っておきたいセラミックスのすべて」(日刊工業新聞社)